継承日本語教育 その他

オーストラリアで 子どもたちの継承語としての日本語教育に携わっています。 「寺子屋・勉強会」のことや、教育法、授業のしかた、教え方など、成功より失敗のほうが多いかもしれませんがつづっていこうと思っています。 私自身の日本語維持にもなるとよいです。

1学期 第1週 土曜日学校

寺子屋は今週はおやすみにして、土曜日の学校が始業となりました。

今年は私のクラスはまた生徒3人でのスタートです。

 

クラスに分かれての授業は朝10時から11時半まで、その後全校で注意事項の説明、そして出席を取り、最後に Y先生が 折り紙で節分グッズの作り方を教えてくれました。そして炒った大豆をいただいて終了。

 

授業内容:

1。サーフィンでちょっと遅くなるA君を待っている間に2年生の漢字フラッシュカードで音読みと訓読みをちょっと復習

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2。1年生の漢字テスト、やはり小学一年生の「学」と「年」、「生」を書けない、または自信をもって書けない。

3。理科:Z会の先取り理科 1-2年生ブック より、生物のまとめ 2ページ。 問題を読まないでちょっと焦った子もいましたが、これは簡単でした。語彙の面ではよかったと思います。

4。なぞなぞ小学1年生より、3問

Q1:まぶたのうちがわは どうして赤いの? 全員正解。 「毛細血管」という言葉を「毛」と「細」の復習をかねて見てみました。

Q2:かずはどこまであるの? 全員正解。「無限」という言葉の説明。

Q3:お医者さんはどうして舌を見るの? 意見が分かれました。

5。慣用句:公文のフラッシュカード 「舌をまく」、に重点をおきました。意味は覚えていてくれなさそうですけれど、一応「舌をまく」は、おぼえたとは思います。実際に舌をまけるか、鼻や顎に舌をつけられるか、みんなの舌の形なども比べてみました。

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6。音読:1年生全漢字、陰山式より

7。音読:2年生全漢字、親野智可等先生の本より

8。2年生光村図書国語の教科書:「黄色いバケツ」、岩倉市の日本語カリキュラムによると、2年生7月分の内容となります。今回はまず音読だけしました。時間がなかったので、生徒だけで交代で18ページを全部読みました。途中で私が読もうか?といったのですが、自分たちで全部読みたいといわれました。

ー少しだけ内容を理解したかの確認のためマインドマップを白板にかきました。大体は理解して覚えていました。みんなはこの時点では、自分だったらバケツがなくなった時に 悲しい、残念だと思うと言いました。

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9。2年生の漢字のかるた。5分ほど。 生徒の希望により。ばたばたお手付きがいっぱいでしたけれど、笑いながらみんなやっていました。

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宿題:クロスワードパズルのプリント と 「黄色いバケツ」のマインドマップを自分のノートに書いてくることです。来週からまた新しい漢字を宿題に出します。

 

反省: 授業半ばくらいに、体を動かすことをさせればよかったと思いました。1時間過ぎたころからみんな態度がずるずるで、集中力がなくなってしまっていました。

 

良かった点: 「黄色いバケツ」を音読しているとき、最初はみんなどこかたどたどしく、一音一音読んでしまったり、読み直しがいっぱいありました。それでも、がんばって続けているうちに どんどん読み方が上手になりました。やはり休み中みんなあまり音読していなかったのだなあと思いました。

 

全体でのアクティビティー後、 親が話し込んでいる間ずっと子供たちは遊んでいたので、2時間半ぐらい遊べていたのでは??? お昼ご飯も食べずにいたので、よほど楽しかったのでしょうね。