継承日本語教育 その他

オーストラリアで 子どもたちの継承語としての日本語教育に携わっています。 「寺子屋・勉強会」のことや、教育法、授業のしかた、教え方など、成功より失敗のほうが多いかもしれませんがつづっていこうと思っています。 私自身の日本語維持にもなるとよいです。

1学期 第1週 土曜学校 いろいろと試してみました…

今日から土曜学校が再開されました。夏季の土曜学校は、朝10時から正午までです。最初からクラスに分かれて授業後、11時半頃から全体活動となりました。
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私はK先生の代理で今週から4週間土曜学校でも教えることになっています。男子7人は小4から中3まで(だったと思います)。

予定では、この4回で2年生の国語の教科書を終わらせて?K先生が戻っていらしたら3年生の国語の教科書を始めることになっています。

が、今日2年生の国語の教科書を持ってきたのは2人だけ(¯―¯٥)

なので教科書の勉強「スーホの白い馬」は断念しました。

学年があがるにつれて、小さい子たちに混ざって勉強するのが嫌で「もう日本語学校に来たくない。」と思ってしまう、または部活や学校の勉強が大変になる子たちが多いようなので、もしかしたら今年が最後の子たちが何人かいるかも知れません。そうだとしたら今年中に何とかしなくては…と思うので、とりあえず試しにいろいろと用意したものを使う事にしました。

レッスンは、
1。K先生の漢字チャレンジ12月、1月分の音読
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2。各自夏休みで一番面白かったことの報告

3。宿題回収、来週採点したものを返します。

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4。あきびんごの漢字丸付け、5年生の漢字一回目、2分台から5分台まで個人差がありましたが、集中してできました。早く終わった子には本を渡して読んでいてもらいました。これはこちらの公文のレッスン中にしていることを真似てみたのですが、効果的でした。能力とスピードに個人差があるので、早く終わった子たちが飽きる、またはイタズラを始めるのを防ぐことができました。
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5。ふくしま式本当の国語力が身に付く問題集小学生版、パート1、1番、「つまり」と「たとえば」の使い方
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大抵できていました。これはみんな一緒に解きながらやりました。日本語がネイティブレベルに近い子たちが飽きないように、言葉を英訳させて、できるだけ対話しながら授業をするようにしました。

6。クロスワードパズル
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この時も、早く終わった子たちには本を読んでいてもらいました。1番年下の小4君はぼーっとしていたのでお兄ちゃんたちが終わったあとにやっとやり始めていました…(T_T)…なので本を用意しておいて良かったです。

7。物語本の基本フレーズ400
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これも、みんなで一緒に解きました。
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順序よく文を組み立てるのは難しいかなと思ったのですが、殆どの子が問題なくできていました。
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8。漢字丸付け2回目、前にしたのと同じものです。タイムはみんな更新できました。1分台から5分台まで。

9。宿題を渡しました。来週土曜までに終わらせること、それから教科書を持ってくること…

10。カルタ。2チームに分かれて別々のかるたをしました。みんな久しぶりなのでちょっと遅いみたいでしたが、楽しく出来たようです。1つのチームは、読み上げることのできる大人がいなかったので子どもたちに交代で札を読んでもらいました。
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全体的には授業はOKでした。

他に試みたこと:
真剣にとって欲しかった(なめられたくなかった)ので仕事に行く時の服装で行きました。教室のエアコンをつけなかった為暑かったです。。。
いつも授業中につるんで遊んでしまう2人には別々に座ってもらいました。でも、カルタの時には一緒のグループにしました。「友達がいるから日本語学校に来る」という子にはそれで十分か心配ですが、とりあえずこの方法であと3週間やってみようと思います。

その後の全体活動ではI先生が恵方巻作りを教えてくれました。道具を持ってこなかった子たちがいたのでスペアがある人はそれを持ってくるべきだったのと、説明を英訳する人を予め決めておけばよかったのではないかと思いますが、みんな楽しくできました。やっぱり食べ物作りは楽しいですね。準備もいろいろと大変だったかと思います、ありがとうございました❤
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